令和5年度さいたま市部活動地域移行実証運営業務

概要

市内モデル校3校の44部活に対して地域部活動に係る統括団体として、実証的に地域部活動の運営を行い、統括団体として必要な業務の洗い出し及び収支を含む持続的な運営の在り方の検証を実施。

主な取り組み

関係者との連絡調整・指導助言等の体制や運営団体・実施主体の整備

弊社と指導者(兼職兼業の教員、部活動指導員、一般指導者)で業務委託契約を締結し、メールでの連絡体制、専用アプリシステムでの労務管理、報酬支払い体制を構築。
専用アプリシステムの【ジョブカン】を利用し、指導者が携帯電話からボタン一つで簡単に、労務管理、給与明細、日報/月報の作成環境を整備。

指導者の質の保証・量の確保

コーチング指導の研修を体系的に実施した結果、指導者から「考え方が変わり、指導の質が上がった」とのコメントを受ける。
また、量の確保をするために各団体に地道に声掛けを実施し、スポーツ・文化団体、各競技連盟、地元のサークル、近隣大学の学生などから12名の指導者(教員、部活動指導員以外)の確保に成功。

関係団体・分野との連携強化

統括団体と市スポ協が業務提携を行い、市内の競技団体や連盟への連絡、指導者派遣要請をスムーズに実施した結果、スポーツ協会所属団体から指導者の確保を達成。
また、月1回のワーキンググループにて、統括団体から日々の問題や課題を市教委や関係者へ共有し、意見交流が図れた。

面的・広域的な取り組み

指導者の内訳として、兼職兼業の教員、部活動指導員、元プロのアスリート、市内競技団体所属者、市内サークル活動所属者、大学生など幅広い人材が参画。
結果、指導者同士の交流も生まれ、「価値観が広がった」「自分の指導を見直すきっかけになった」など、概ね良心的な回答を得る。
また、その結果、普段は連絡を取ることがない指導者(A校の教員×B校の一般等)が統括団体を通して連携し、練習試合や合同練習を複数回の開催を実現。